音の世界へようこそ!


音響効果とは何ぞや?
という事について、そのうち書いていきたい・・・と思っていましたが、
音響制作全般について書いてみる事に致しました。
よーするに、音の世界に関する雑文です。
興味のある方はどうぞ!



目次

 


 

オーディオドラマが出来るまで!


今回はオーディオドラマが出来るまでを、ごくごく簡単に説明していきます。
オーディオドラマとは、文字通りオーディオ(音声)のみによるドラマですが、
ここではドラマCDを例にとってみましょう。
 
 
 
 
● 企画
何は無くとも企画です!
まずは作品を決めなくてはなりません。どんなドラマを作るのか?
原作物か、オリジナルか?原作物なら元が小説か、ゲームかコミックか、アニメか?
ここが一番重要です!そりゃそうです、売れないと困りますから・・・。
 
一昔前、まだラジオドラマが盛んにOA【オンエアーの略、電波による放送の意】されていた頃は、
小説原作、漫画原作、オリジナル脚本といろいろあったのですが、最近は殆どがゲームかアニメ、コミックが原作ですね。
それは・・・・・・売れないからです!あージレンマ。
 
今でも小説原作やオリジナル脚本の《良質》のオーディオドラマを作っているのは・・・
もはや、某国営放送だけです。
で、作品が決定するとスタッフの選定です。
限られた予算の中で、その作品を最高の物にする為の最適のスタッフが決まっていきます。
オーディオドラマに関わるスタッフとしては、プロデューサー、脚本、演出、音楽、効果、の五人が中心となります。
時としてこの段階で録音ミキサーが決まる事もありますが、・・・稀です。
又、通常この時点では未だキャストは決まっていません
・・・が・・・原作物の場合は、原作者のリクエスト【ごり押しとも言う、あの声優さんに逢って見たいから~とか、 この声優さんじゃなきゃやだ~、の意】によってメインキャストが決まってしまう事も・・・ままあります。
 
そんなこんなで、いよいよ脚本が発注されます。
 
次回、アフレコ編!
 
 
 
 
● アフレコ前編 
脚本を発注する段階で、大まかな登場人物を打ち合わせておきます。
それに基づいて脚本家がお話を書き進め、やっと全ての登場人物が確定するわけです。
ここでいよいよ役者のキャスティングです。
原作者、制作会社の意向を踏まえて音響制作会社などが録音スタジオ、各声優事務所と日程の調整に入ります。
そしてAR【アフレコと読む、アフターレコーディングの略。オーディオドラマは画に合わせて録るのではないからアフターもビフォーもないのだが、最近ではセリフ収録全般をそう 呼ぶ事が多い】。
 
今回はまず、オーディオドラマの録音方法を説明しておきましょう。
 
① 一番一般的なのは、マイクを3~4本立てて役者がそれぞれのマイクに入れ替わり立ち代わりしていくパターンです。
基本的に、その時に空いているマイクに役者が自分で入ります。
アニメや洋画の吹き替え等もこの方法です。ただしこの場合は、ほとんどのセリフが真ん中から聞こえます。いわゆるモノラルです。
② 次に多いのが、マイクは同じく3~4本立てるのですが、各シーンごとに役者に喋るマイクを指定して録っていくパターンです。
ドラマCDは大抵これです。
この方法ですと、セリフをステレオで拡げられます。
マイク一本一本に対して、音の出る位置を各々決められるわけです。
AさんとBさんが左右から話をしながらやって来て、そのまますれ違って別れていく。
なんて事が可能です。録音技師【いわゆるミキサーさんの意】がパンする【パンポットと言うつまみを回して音の位置を動かすの意】のです。
※「王都妖奇譚」や「三国志」などが、このパターンです。
 
実はもう一つ、非常に役者泣かせの録音方法があります。その方法とは?
 
次回、アフレコの中編!